文化祭GOGO! 2




 「やらしいな、俺のメイドさんは。ちょっとイジっただけでこんなにして。」
スカートをたくし上げている俺の前に跪いて、下肢に顔を埋めるようにして、指と舌で下着の上から愛撫を加えていく。
「下着がこんなに濡れてんの…俺のせいだけじゃないだろ。」
「ぁんっ…そんなこと言っちゃ、やぁ……。」
崩れ落ちそうになる膝をなんとか踏ん張って持ち堪えた。でももう駄目だと思ったら、急に解放された。
「今度は後ろ可愛がってあげるから、そこの机に…。」
秀ちゃんに促されるがまま、近くにあった机を抱きかかえるようにして突っ伏した。すぐにスカートをめくられ、下着も一気に膝まで下ろされた。

 「ひゃっ……。」
お尻に軟らかくて生温かい感触があって、思わず悲鳴のような声が漏れた。
「すごいな、律のココ…。触ってなかったのに、ヒクヒクしてる……。」
呟かれた言葉と一緒に触れる、熱い吐息の感触にさえも体が震えてしまう。



 性急に入り口を解すように秀ちゃんは指を増やしていく。
「ほら、もう3本入った…。やらしい音たてて、絡みついてきて……。」
いつもと違うシチュエーションにも、ちょっと意地悪な秀ちゃんにも、すごい興奮して、我慢出来なくなる。でもこの状況を楽しんでるのは、秀ちゃんも同じなはずだし、ここは一つ、AV並みな挑発でもして、一気に秀ちゃんをその気にさせてみようとか思ってしまう俺って、実は小悪魔なのかな。

 「ご主人さまぁ…もう欲しいのぉ……律のお尻に…はぁっ……ごしゅじんさまの大きいの、ちょーだい……んぅっ…。」
机についていた手を後ろへ回し、自分でソコを見せつけるようにお尻を左右へ広げてみせる。


 秀ちゃんは一瞬動きを止め、息を呑んだ。
「………ちくしょう、せっかくもっと焦らそうと思ってたのに……無理。」
呻くように秀ちゃんが口にした。すぐにカチャカチャとベルトを外す音と、ジッパーを下げる音が聞こえたかと思うと、
「挿れるよ、律…。」
「ああぁ…ん…すごっ……おっきいよぉ……はぁ…ん」
いきなり奥まで突き入れられて、激しく揺さぶられる。ここが学校だとか、そんな事、すっかり意識の外で、突き上げられるままに声を上げた。
「…いつもより律のナカ、熱くて…キツいっ……。はっ……すげー、気持ちイイ…。」
机の脚がガタガタと音を立てて、それさえも興奮を呼び起こす。
「もっと…はぅっ……もっと奥までぇ……。」
「りつ…お前、サイコー……。」
俺の腰をつかみ直して、更に激しく、角度を変えながら出し入れしてくる。俺のイイトコロにも当たって…。
「イくっ……イっちゃうぅ…ぁあんっ…。」
「俺もっ………あ……くぅっ………。」




 すっかり日も暮れてしまって、どうやら後夜祭も始まってしまっているようだ。反対側に位置する校庭の方が騒がしくなっている。
「クラスの連中、俺らの事、探してたりして…。」
心配性な秀ちゃんはそんな事を口にして、不安そうにしてる。俺はそういうとこ、意外と図太いっていうか、あんまり気にしてない。
「大丈夫だよ。皆、後夜祭見に行っちゃってるって。」
あっけらかんと言ってのけて、のんびり座ったまんま。さすがにちょっと疲れたし。
「いや、でも…さ……。」
落ち着かないのか、立ったままそわそわしてる。もう、しょうがないんだから。
「じゃあ、行こ。ほら、花火始まっちゃうよ。」
秀ちゃんの手を取って、立ち上がる。



 急に秀ちゃんが俺の事を抱き寄せてきて、ちょっとよろけてしまった。でもちゃんと受け止めてくれて。
「…んっ………。」
いきなりキスされた。深く口付けしたあと、もう一度軽く唇を合わせて、離れていく。
「律、好きだ。」
俺の目を真っ直ぐ見据えて、マジメな顔して言う。
「……どうしたの、いきなり。」
「………キス…しなかったから…。身体目当てとか、思われたらヤダし…。」




 こういう変な所で生真面目な秀ちゃんがちょっと格好悪くて、すごく好き。誘ったのも煽ったのも俺の方なのに。
「秀ちゃん、大好きだよ。」
自分からもチュっと音が立つようなキスを送って。
「行こうよ。」
今度は確りと手を握って、薄闇の廊下へと二人で歩き出した。




 ほんとはもっと濃ゆいHにするつもりだったんです。もっとちゃんとした(?)メイドプレイに。
 でも駄目でした、秀がヘタレ過ぎて、直ぐに辛抱たまらん状態に…。
 他のカップルでメイドネタも実は考えてます。もっと濃厚な感じのプレイが出来そうなカップルで。
(back ground:『A Trial Product's 素材置き場』様)


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